学校歯科健診で「歯並び」を指摘されたらどうする?
こんにちは。
川西市の歯並び専門の歯医者、スマイルプラス矯正歯科の山本昌宏(歯学博士・日本矯正歯科学会認定医)です。
毎年春から初夏にかけて行われる学校歯科健診。
健診結果を持ち帰ったお子さんから、
「歯並びにチェックが入っていました」
というご相談をいただくことがあります。
保護者の方からは、
「すぐに矯正治療が必要なのでしょうか?」
「永久歯が生えそろうまで様子を見ても大丈夫ですか?」
といったご質問をいただくことも少なくありません。
今回は、学校歯科健診で歯並びを指摘された場合に知っておいていただきたいポイントについてお話しします。
学校歯科健診は「診断」ではありません
まず知っていただきたいのは、
学校歯科健診は診断ではなく、スクリーニング(ふるい分け)
だということです。
限られた時間の中で多くの児童を診るため、
「詳しく検査した方が良いかもしれない」
というお子さんを見つけることが目的です。
そのため、
学校歯科健診で歯並びを指摘されたからといって、
必ず矯正治療が必要というわけではありません。
一方で、
本当に早めの対応が必要なケースが見つかることもあります。
学校歯科健診だけでなく、3歳児健診や就学前健診も大切です
当院では、お子さんの歯並びを考える上で、
学校歯科健診だけでなく、
・3歳児健診
・就学前健診
も非常に重要な機会だと考えています。
歯並びやかみ合わせの問題は、
永久歯が生え始めてから突然起こるわけではありません。
乳歯列の時期から、その兆候が見られることも少なくありません。
当院が考える「第1期ゴールデンエイジ」
当院では、3歳頃の乳歯列完成期を
第1期ゴールデンエイジ
と考えています。
この時期は、
乳歯が生えそろい、
口腔機能や顎の発育の土台が作られる重要な時期です。
特に、
・受け口(反対咬合)
・口呼吸
・舌癖
・口がいつも開いている
・食べ方の偏り
などは、この時期から確認できることがあります。
3歳児健診は、
虫歯のチェックだけでなく、
将来の歯並びやかみ合わせを考える上でも大切なタイミングだと思っています。
当院が考える「第2期ゴールデンエイジ」
次に、
6〜8歳頃の混合歯列前期を
第2期ゴールデンエイジ
と考えています。
乳前歯から永久前歯へ交換し、
6歳臼歯が生えてくる時期です。
ちょうど、
就学前健診から学校歯科健診の頃にあたります。
この時期になると、
・歯が並ぶスペースが足りそうか
・受け口なのか
・出っ歯なのか
・顎の幅は十分か
・将来の歯並びはどうなりそうか
などを予測しやすくなります。
アメリカ矯正歯科医会(AAO)でも、
7歳頃までに一度矯正相談を受けることが推奨されています。
これは、
7歳で必ず治療を始めるという意味ではなく、
成長を利用できるタイミングを逃さないためです。
「様子を見ましょう」が適切な場合もあります
歯並びの相談に来られた際、
実際に
「今は経過観察で大丈夫です」
とお伝えすることもあります。
例えば、
・永久歯への交換途中
・今後の成長変化を見た方が良い場合
・軽度の歯列不正
などです。
矯正治療は早ければ良いというものではありません。
大切なのは、
適切な時期に適切な治療を行うこと
です。
逆に早めの相談をおすすめするケース
一方で、
成長期だからこそ対応しやすい不正咬合もあります。
例えば、
・受け口(反対咬合)
・交叉咬合
・上顎の幅が狭い場合
・顔貌の左右差
・前歯が正常に噛めていない場合
などです。
これらは歯だけの問題ではなく、
顎の成長や骨格が関係している場合があります。
成長期は顎の成長を利用できる貴重な時期です。
そのため、
「永久歯が生えそろうまで待ちましょう」
が必ずしも正しいとは限りません。
「歯がガタガタだから乳歯を抜きましょう」は要注意
学校歯科健診後に一般歯科を受診すると、
「永久歯が生えるスペースが足りないので乳歯を抜きましょう」
と説明されることがあります。
もちろん状況によっては有効な場合もあります。
しかし、
スペース不足の原因そのものを解決しないまま乳歯だけを抜いてしまうと、
一時的にはスペースができたように見えても、
後から別の永久歯が生えてきた時に、
再びスペース不足になることがあります。
すると、
「次は隣の乳歯を抜きましょう」
という話になってしまいます。
つまり、
問題を解決したのではなく、
問題を先送りしているだけ
になっていることもあります。
乳歯がなくなった時に、
「さて、どうしましょう」
となる前に、
なぜスペースが足りないのか
という原因を考えることが大切だと思っています。
学校歯科健診は矯正相談の良いきっかけです
学校歯科健診で
・歯並び
・かみ合わせ
・受け口
・出っ歯
などを指摘された場合、
必ずしも治療が必要とは限りません。
しかし、
現在の状態を知っておくことには大きな意味があります。
実際に相談してみると、
「今は様子を見ましょう」
というケースもありますし、
「成長期の今だからこそ始めた方が良い」
というケースもあります。
また、学校歯科健診だけでなく、
3歳児健診や就学前健診も、
お子さんの歯並びやかみ合わせを考える大切なタイミングです。
まとめ
当院では、
3歳頃の乳歯列完成期を
第1期ゴールデンエイジ
6〜8歳頃の混合歯列前期を
第2期ゴールデンエイジ
と考えています。
3歳児健診
就学前健診
学校歯科健診
はいずれも、お子さんの歯並びやかみ合わせを見直す大切な機会です。
学校歯科健診で歯並びを指摘されたからといって、必ず矯正治療が必要というわけではありません。
しかし、
・受け口
・交叉咬合
・顎の幅の問題
・左右差
などは、成長期だからこそ改善しやすい場合があります。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
川西市・池田市・伊丹市・宝塚市・猪名川町で
小児矯正、マウスピース矯正(インビザライン)などの矯正治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
スマイルプラス矯正歯科では、矯正専門医が歯並びやかみ合わせを丁寧に診断し、患者さんに適した治療方法をご提案しています。
なるべく歯を抜かない矯正治療(小臼歯非抜歯矯正)を希望されている方
他院で抜歯が必要と言われた方
他院でマウスピース矯正は難しいと言われた方
他院で「様子を見ましょう」と言われた方
も、一度ご相談いただければと思います。
矯正相談では、歯並びやかみ合わせの状態を確認し、現在の問題点や治療の選択肢について分かりやすくご説明しています。
矯正のご相談はこちら
https://besmile.jp/contact/
スマイルプラス矯正歯科
院長 山本昌宏
(歯学博士・日本矯正歯科学会認定医)

