Treatment
床矯正
Orthodontics
顎の成長を利用した矯正
『床矯正』
「歯並びをきれいにしてあげたい」と思う親御さんも増え、お子さんの矯正治療について質問やご相談を受けることがあります。
子どもの矯正治療はⅠ期治療を呼ばれ「予防矯正」とも言われています。
顎を広げることで、顎の大きさやバランスを整え、歯が並ぶスペースをつくってあげることを目的としています。
当院では「床矯正(しょうきょうせい)」という矯正方法を取り入れ、子どもの矯正治療を行っております。
Orthodontics
顎の成長を利用した矯正
『床矯正』
Feature
床矯正の特徴
床矯正とは、ネジが付いた
マウスピース型の
取り外しができる
矯正装置を
使用する矯正です。
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装置の取り外しは難しくなく、慣れてくればお子さんご自身で取り外しをすることができます。
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1〜2週間に1回装置に付いているネジを回すことで装置が広がり、顎を拡げる力がかかる装置になります。
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1日14時間以上装置を装着してもらいます。装着時間は、長いほど効果が出やすいとされています。
Start time
子供の矯正はいつからはじめるといいの?
「子どもの矯正はいつ始めてもいいの?」といつ始めると良いのか判断が分からない方もいらっしゃいます。
歯並びや年齢・歯の生え変わりの状況により矯正をスタートするタイミングが変わってきます。
6〜7歳くらいの前歯4本が生え変わった
6歳臼歯(第一大臼歯)が生えた
このようなタイミングを目安にしていただくといいかと思います。
子どもの矯正について考えていらっしゃる方は、相談だけでも早めに受診していただけると
「適切な時期での矯正治療のご案内」ができます。
子供の矯正を
始める目安
6〜7歳くらいの
前歯4本が生え変わった
6歳臼歯(第一大臼歯)
が生えた
Merit
床矯正のメリット
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Merit01
取り外しができる
床矯正で使用する装置は、取り外しができます。
子どもでも取り外しができる装置になります。
装置装着の際には、しっかりと説明し取り外しの練習をしていきます。 -
Merit02
食事制限がない
食事の際には、装置を外していただきます。
ワイヤーの装置のように「くっつく食べ物は控えてください」などの食事制限はありません。 -
Merit03
虫歯になりにくい
ワイヤー矯正などは、「食べ物が詰まりやすい」「歯磨きしにくい」など歯に汚れが残りやすいです。
その点、取り外しができる装置を使用するため、歯磨きなどお家での口腔ケアを今まで通り行うことができます。
Demerit
床矯正のデメリット
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Demerit01
装置を使わないと治らない
目安である1日14時間以上は使用していただく必要があります。 装置を使用しなかった場合、歯並びが思うように治らなくなります。
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Demerit02
装置の取扱いに気をつける
正しい使い方をしていれば、簡単に壊れる装置ではありません。 しかし、噛んでしまったり踏んでしまったり、強い力がかかると破損する原因になります。大切に扱ってください。
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Demerit03
Ⅱ期治療も続けて行う場合、
特に治療期間が長くなるⅡ期治療だけで行うとだいたい2〜3年と言われています。 床矯正は、小学校低学年で始めることが多く、Ⅱ気治療までのことを考えると中学生や高校生になっても矯正をしている可能性もあります。
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Demerit04
症例によって適応外
患者さんの歯並びや歯の交換時期によっては、床矯正ができない場合もございます。
当院では、小児のワイヤー矯正や口腔外装置も使用しております。
チンキャップ・上顎牽引装置・クワッドヘリックス・タングクリブなどの必要に応じて装置を使い分けていきます。
Faq
床矯正治療に
関するよくある質問
- 歯を抜かずに矯正できますか?
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歯が生える場所がない場合、歯が生えるスペースをつくってあげることで歯を抜かなくてもきれいな歯並びになります。
- 痛いですか?
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ワイヤーの矯正に比べると、比較的痛みの少ない矯正装置です。
食事の際に「痛くて食べられない」ということはないでしょう。
痛みが少ないとは言え「矯正」ですので、痛みがでることや一時的に硬いものをものを食べられないこともあります。 - 床矯正は何歳までですか?
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年齢で言うと11〜12歳くらいまでが対象となります。
年齢だけでなく歯の生え変わりも含め判断していきます。
生え変わりの早いお子さんですと、早くに始めないと矯正の時期を逃すかもしれません。
一度、来院していただきご相談していただければと思います。