第30回 日本非抜歯矯正研究会(JANO)30周年記念大会を開催しました
こんにちは。
川西市の矯正歯科、スマイルプラス矯正歯科院長の山本昌宏です。
10月27日〜28日に、石川県加賀市・粟津温泉で第30回 日本非抜歯矯正研究会(JANO)記念大会を開催しました。
今回は私が第30回大会長を務めさせていただき、全国から多くの先生方をお迎えしました。
ご参加いただいた先生方、ご講演いただいた演者の先生方、そして大会運営にご協力いただいた皆さまのおかげで、無事に大会を終えることができました。心より感謝申し上げます。
今回は、大会の様子と、私が学んだこと、そしてその学びをどのように日々の診療へ生かしているのかをご紹介したいと思います。
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大会長とはどのような役割なのでしょうか?
日本非抜歯矯正研究会(JANO)の大会長は、ボードメンバー(運営メンバー)の中から選出されます。
大会長の仕事は、当日の開会挨拶や司会だけではありません。
- 開催日程や開催地の決定
- 大会テーマの検討
- 特別講演をお願いする演者の選定
- プログラムの構成
- 大会が円滑に進行するための準備や運営
など、多くの先生方のご協力をいただきながら、1年前から準備をボードメンバーの先生方と進めていきます。
今回の第30回記念大会では、「新時代の矯正治療 ~テクノロジーと臨床の融合~」をテーマに掲げ、参加された先生方にとって学びの多い大会となるよう準備を進めてきました。
なぜ石川県で開催したのでしょうか?
今回の開催地は、石川県加賀市・粟津温泉です。
開催地を石川県とした理由の一つは、能登半島地震からの復興を応援したいという思いがあったからです。
全国から多くの先生方に石川県へお越しいただくことで、学術交流だけでなく、地域の活性化にも少しでも貢献できればという願いを込めて開催しました。
学会は知識を学ぶ場であると同時に、人と人とのつながりを深める場でもあります。
参加された先生方にも、石川県の魅力を感じていただけたのではないかと思っています。
日本非抜歯矯正研究会(JANO)とは
日本非抜歯矯正研究会(JANO)は、「Dr. Raphael L. Greenfield(ラファエル・L・グリーンフィールド先生)」の矯正治療の考え方を基礎に、長年活動を続けている研究会です。
グリーンフィールド先生は、
「歯並びだけを見るのではなく、まず奥歯のかみ合わせを整え、顎全体のバランスを考えながら治療を行う」
という考え方を提唱されました。
現在では、この考え方は
MOO(Molar Oriented Orthodontics:奥歯を基準に考える矯正治療)
として受け継がれています。
「非抜歯矯正」と聞くと、
「絶対に歯を抜かない矯正」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、JANOが大切にしているのは、
「本当に抜歯が必要なのかを丁寧に診断すること」
です。
必要な場合には抜歯を選択することもあります。
一方で、奥歯のかみ合わせや歯列全体のバランスを整えることで、抜歯を避けられる可能性がある患者さんも少なくありません。
スマイルプラス矯正歯科でも、この考え方を診療の基本とし、ワイヤー矯正だけでなくマウスピース矯正にも応用しながら、患者さん一人ひとりに適した治療をご提案しています。
世界最先端の矯正治療について学びました
今回の大会では、国内外から多くの先生方にご講演いただきました。
特に印象的だったのは、タイからお招きしたアライン・ファカルティのナランダー先生のご講演です。
ナランダー先生には、新しい舌側矯正装置「Brava(ブラーバ)」の症例をご供覧いただきました。
Bravaは歯の裏側に装着する新しいコンセプトの矯正装置です。
見た目はブラケット矯正に少し似ていますが、歯の裏側からタコの足のように伸びた細いニッケルチタン製のアームが、それぞれの歯を独立して動かすという非常にユニークな構造になっています。
従来のワイヤー矯正とも、マウスピース矯正とも異なる発想で設計された装置であり、これからの矯正治療の可能性を感じる、大変興味深い講演でした。
多くの先生方との交流も大きな学びでした
また、アライン・ファカルティとして長年教育活動に携わっておられるくぼた矯正歯科医院の窪田先生にもご講演いただきました。
窪田先生とは学会開催前にご一緒する機会があり、
- 金沢21世紀美術館
- 兼六園
- 日本自動車博物館
- 松井秀喜ベースボールミュージアム
- 診療所見学
など、金沢の名所をご案内いただきました。
学術的な話だけでなく、矯正治療への考え方や教育についてもゆっくり意見交換をすることができ、とても有意義な時間となりました。
学び続ける理由
私は矯正治療を始めて十数年が経った頃、
「ある程度は理解できた。」
と思っていた時期がありました。
しかし、マウスピース矯正の登場によって、その考えは大きく変わりました。
これまで学んできたワイヤー矯正とは全く異なるメカニクスに出会い、まるで矯正治療をゼロから学び直すような感覚でした。
現在も国内外の学会や研究会へ積極的に参加し、新しい技術や考え方を学び続けています。
私が学び続ける理由は一つです。
患者さんへ、より良い矯正治療をご提供するためです。
今回の第30回記念大会で得られた知識や経験も、スマイルプラス矯正歯科の日々の診療にしっかり生かしてまいります。
川西市・池田市・伊丹市・宝塚市・猪名川町で
小児矯正、マウスピース矯正などの矯正治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
スマイルプラス矯正歯科では、矯正専門医が歯並びやかみ合わせを丁寧に診断し、患者さんに適した治療方法をご提案しています。
- なるべく歯を抜かない矯正治療(小臼歯非抜歯矯正)を希望されている方
- 他院で抜歯が必要と言われた方
- 他院でマウスピース矯正は難しいと言われた方
- 他院で「様子を見ましょう」と言われた方
も、一度ご相談いただければと思います。
矯正相談では、歯並びやかみ合わせの状態を確認し、現在の問題点や治療の選択肢について分かりやすくご説明しています。
矯正のご相談はこちらから
スマイルプラス矯正歯科
院長 山本 昌宏
(歯学博士・日本矯正歯科学会認定医)

